
先進国では人間の食事並みに安全なキャットフードが開発されていますが、より安全性を考慮して国産にこだわる飼い主さんも増えています。
しかし、国産のキャットフードだからと言って絶対に安全とは言い切れません。信頼のおける日本製でも、危険な原料を使った低品質なキャットフードがあるからです。
そこで当サイトでは、国産キャットフードについて選び方のポイントや外国産との違いをまとめてみました!その上で、本当におすすめできるキャットフードをランキング形式で紹介していきます。
目次
おすすめの国産キャットフードの選び方!
まず初めに、国産キャットフードについて選び方のポイントを見ていきましょう。例え国産でも、以下のポイントを満たしていないものは安全なキャットフードとは言えません。
人工添加物が入っていない(無添加)
人工添加物とは、保存料や着色料など人の手によって作られた化学物質のことで、風味付けや品質保持のために多くのキャットフードに使われています。
しかし、こうした添加物は猫にとって百害あって一利なしの不要な成分です。毎日摂り続けると体内に蓄積されて、病気やアレルギーを起こす原因にもなりかねません。
また、日本のペットフードに関する安全基準は先進国でも後れを取っており、海外では禁止されている成分が日本では使用されていることもあります。
こうした現状をふまえて、危険な成分が入っていないかしっかり確かめてから選びましょう!
酸化防止剤(BHA、BHT、エトキシン)、着色料(赤色○号、青色○号、黄色○号)、保存料(ソルビン酸カリウム)、防腐剤(安息香酸類、ポリリジン、亜硫酸ナトリウム)、香料、調味料など
良質なタンパク質が豊富に含まれている
キャットフードは、筋肉や血液のもとになる動物性タンパク質が豊富なものが理想です。しかし、本当に新鮮な肉や魚が使われているものはわずかしかないのです。
特に「副産物」と言って、動物の体から肉部分を除いた粗悪な部位が含まれているものは、とてもじゃないですが安心とは言えません。
なので、愛猫の食事は人間と変わらない食材(ヒューマングレード)を使ったキャットフードを選びましょう!
ミートミール、獣脂ミール、チキンエキス、フィッシュエキス、ツナエキス、コーングルテンミール、魚副産物、肉副産物、肉粉、肉骨粉、魚粉
毎日続けやすい価格であること
スーパーで売られている生鮮食品と同様に、キャットフードも国産だと相場より割高なものが多いです。
安全な国産原料を使用していれば仕方ない部分もあるのですが、毎日消費するものですからあまりにも高価だと続けやすいとは言えません。
当サイトでは海外産も合わせて多くのキャットフードを調査したところ、100gあたり200円~300円のものが多かったです。
それ以上になると家計が苦しくなりますし、反対に安すぎても不安になりますから、価格と内容のバランスが取れているかどうか見極めましょう。
人気の国産キャットフード15種類を徹底比較!
当サイトでは多くのキャットフードを比較しているのですが、その中でも特に人気のある15種類のキャットフードを比較してみました!
先程のポイントを踏まえると、今回比較する項目は「価格」「原材料の安全性」「添加物」の3つです。詳細が分かるものに対しては「〇%」と明記しています。それでは、実際に見ていきましょう!
商品名 | 価格 | 原材料の安全性 | 危険な添加物 |
---|---|---|---|
jpスタイル![]() |
132円 | ![]() ミートミール、チキンミール、小麦全粒粉、コーングルテンミール、中白糠、ホミニーフィード、小麦粉、動物性油脂、削り節ミール |
![]() ビートパルプ |
プロステージ![]() |
163円 | ![]() ポークミール、チキンミール、動物性油脂、チキンエキス |
![]() 香料(ローストガーリックオイル) |
ドクターズケア![]() |
203円 | ![]() トウモロコシ、コーングルテン、フィッシュミール、動物性油脂、トウモロコシ胚芽、ミートミール、フィッシュエキス |
![]() 塩素 |
ビューティープロ![]() |
70円 | ![]() トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉、牛肉粉、チキンミール、動物性油脂 |
![]() pH調整剤 |
ミャウミャウ![]() |
89円 | ![]() とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉、ビーフミール、魚粉、フィッシュエキス、動物性油脂 |
![]() 無添加 |
ミオ![]() |
42円 | ![]() トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉、チキンミール、牛肉粉、豚肉粉、動物性油脂、カツオエキス、脱脂大豆 |
![]() pH調整剤、着色料(食用赤色102号、食用黄色5号、食品青色1号) |
VISIONS![]() |
335円 | ![]() フィッシュミール、小麦粉、コーンフラワー、コーングルテンミール |
![]() 無添加 |
マザーnyan![]() |
242円 | ![]() 小麦粉、大豆・とうもろこし |
![]() 発酵調味液 |
いなば![]() |
40円 | ![]() とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール、ふすま等、牛脂 |
![]() セルロースパウダー |
無添加キャットフード安心![]() |
425円 | ![]() |
![]() 無添加 |
ねこひかり![]() |
396円 | ![]() |
![]() 無添加 |
ランフリーキャット![]() |
450円 | ![]() |
![]() 無添加 |
ねこままちょいす![]() |
288円 | ![]() |
![]() 無添加 |
日本のみのり![]() |
428円 | ![]() 牛肉粉、ビーフエキス、魚粉 |
![]() 無添加 |
ねこはぐ![]() |
265円 | ![]() |
![]() 無添加 |
こうして比較してみると、同国産のキャットフードでも全てが安全ではないことがわかりました。人間の食品と違って、国産=安全という訳ではないんですね…。
また全体的に、100gあたり100円以下の安いキャットフードは特に危険なものが多かったです!コスパ重視の商品は、穀物や「○○ミール」など安い原料ばかり使われています。
そのうえ着色料や塩素など、本来猫が絶対口にしないような添加物が含まれているものもありました。本当に猫の健康を考えて作られたものなら、こうした添加物が使われていること自体がおかしいですよね。
このようにキャットフードの品質は商品によって異なるので、飼い主さんはしっかり内容を見極めなければいけません。では、本当に安全な国産キャットフードは一体どれなのか?ランキング形式で紹介していきます。
おすすめの国産ドライキャットフードランキング5選!
ランキングをにつくるにあたり、まずは「価格」「原材料の安全性」「無添加」を重視して評価しています。
その上で、食べやすさ、栄養バランス、消化の良さ、続けやすさなども評価項目に入れてみました!

価格 | 【通常】2,480円 【定期】1,980円(3回目以降10%、6回目以降15%割引) |
内容量 | 500g |
100gの価格 | 396円 |
評価 | ![]() |

価格 | 1,700円 |
内容量 | 400g(給仕量が半分なので一般フードの800g分に値する) |
100gの価格 | 425円 |
評価 | ![]() |

価格 | 648円/4,000円/21,600円 |
内容量 | 100g/800g/4.8kg |
100gの価格 | 648円/500円/450円 |
評価 | ![]() |

価格 | 【通常】1,600円 【会員】1,520円 【定期】1,440円 25gお試しパックは91円 |
内容量 | 500g |
100gの価格 | 288円 |
評価 | ![]() |

価格 | 【定期購入】3,980円(カード決済で3,480円) 2回目以降ずっと5,980円 【通常価格】6,980円 |
内容量 | 1.5kg |
100gの価格 | 265円 |
評価 | ![]() |
国産キャットフード目的別おすすめ商品を紹介!
こちらでは、国産キャットフードについて一般的な知識やおすすめ商品を紹介してきましたが、猫の年齢や体重、体質が変われば選び方も異なります。
そこで、目的別に国産のキャットフードでおすすめの商品をまとめてみました!
国産で子猫も食べられるキャットフード
- 動物性タンパク質が30%以上含まれている。
- 小粒で食べやすい。
- 人工添加物が使われていない。
- 小麦粉など消化に悪い穀物が使われていない。
無添加キャットフード安心
生まれたてから1歳になるまでの子猫は、体を大きくするために沢山の栄養が必要です。
アメリカのペットフード機関AAFCOによれば、幼猫期・成長期には動物性タンパク質が30%以上含まれているキャットフードが理想とされています。
また、成猫に比べて胃腸の機能が弱い子猫には、人工添加物や小麦粉など消化に悪い穀物が使われていないものがおすすめです。
国産で安いキャットフード
- 100gあたり300円以下のキャットフード
ねこままちょいす
材料費や人件費などの関係で、国産キャットフードは海外産に比べてやや割高です。そのため、最初は国産にこだわっていたけど途中で外国産に切り替えてしまう飼い主さんが多いんですね。
しかし、ねこままちょいすは100gあたり288円と外国産と変わらない価格でコスパも高く評価できます。ネット通販に特化するなど、原料以外の部分でコストダウンを徹底しているメーカーの努力の結晶です。
国産にこだわりたいけどコスパも重視したい飼い主さんにはぴったりですよ!
国産でダイエット向きのキャットフード
- 100gあたり400kcal未満のキャットフード
- 高タンパク・低脂質
ランフリーキャット桜姫鶏
体重が気になる猫には、100gあたり400kcal未満の高タンパク・低脂質なキャットフードが理想です。
今回比較した中では、ランフリーキャット桜姫鶏がこの条件に当てはまります。取り分けタンパク質の含有量が多いのでランフリーキャット桜姫鶏はおすすめです!
ウェットタイプの国産キャットフードでおすすめは?
商品名 | 原材料 |
---|---|
無一物 まぐろ![]() |
まぐろ |
何も入れないまぐろだけの「たまの伝説」![]() |
まぐろ、ビタミンE |
これまで国産のドライキャットフードについて紹介してきましたが、ウェットタイプなら「無一物」と「たまの伝説」がおすすめです!
ひとつは、コーンの缶詰で有名なはごろもフーズの「無一物 まぐろ」です。原材料は国産マグロのみなので、添加物や危険な原料は一切使われていません。
そしてもうひとつは、静岡の三洋食品が開発した「何も入れないまぐろだけの『たまの伝説』」です。国産マグロとビタミンEだけで作られており、こちらも無添加で安全な缶詰です。
ただ、元々ウェットフードはドライフードの補助食という位置付けなので、主食はあくまでもドライフードを与えてくださいね!
キャットフードは「国産=安心」「外国産=危険」とは限らない!?
商品名 | 産地 | 原材料の安全性 | 無添加 |
---|---|---|---|
モグニャン![]() |
イギリス | ![]() ヒューマングレード |
![]() 無添加 |
オリジン キャット&キトゥン![]() |
アメリカ | ![]() ヒューマングレード |
![]() 無添加 |
ギャザー キャットフリーエーカー![]() |
カナダ | ![]() 安全 |
![]() 無添加 |
アーガイルディッシュ ワトルキャット![]() |
オーストラリア | ![]() 安全 |
![]() 無添加 |
ファインペッツ![]() |
オランダ | ![]() ヒューマングレード |
![]() 無添加 |
ねこはぐ![]() |
日本 | ![]() ヒューマングレード |
![]() 無添加 |
人間の食事と同じで、キャットフードも国産が安全と思われがちですが、実は必ずしもそうとは限りません!
実際、上の表のように外国産のキャットフードでも、国産並み、もしくはそれ以上に安全な商品が数多く存在します。
特にアメリカやヨーロッパなどの先進国では、街の公園に犬専用のゴミ箱が設置されるなど、国を挙げてペットと共生するための政策を打ち出しているほどです。
また、イギリスは日本よりもペットフードの安全基準が厳しいと言われており、人間の食品と変わらない清潔な環境で製造されています。
安心と思われがちな国産のキャットフードでも危険な商品は沢山あるので「国産=安全、外国産=危険」とは言い切れません。理解しておくことで、選び方も選び方も変わってくると思いますよ!